マスターオブワイン「ジャンシス・ロビンソン」が来日

マスターオブワイン「ジャンシス・ロビンソン」来日。英ワインのバルフォアが紹介されました。

(英国大使館にて。写真左:スタッフ小山 写真右:ジャンシス・ロビンソン女史)

2025年4月14日(月)、現在、ワイン業界に最も多大な影響力を持つと言われている人物ジャンシス・ロビンソン女史(マスター・オブ・ワイン)が来日し、英国大使館にて行われたイベント「A CELEBRATION OF UK WINE」に出席をしました。

氏は「イギリスはもともと、ジンやウィスキーの産地として脚光を浴びていたが、最近は温暖化の影響でワインの品質が著しく成長している。ブドウ栽培面積、ヴィンヤードの数、ワイナリー数、国内外への販売量、すべてが伸びているのはイギリスワインのみ。」と語り、イベントでは当社取り扱いのバルフォア(ハッシュ・ヒース・エステート)をはじめとした、イギリスワインを代表する9ワイナリーが紹介されました。

(写真中央:バルフォア(ハッシュ・ヒース・エステート)ブリュット・ロゼ)

イギリスでは、現在90を超える品種が栽培されており、シャルドネ(32%)、ピノ・ノワール(27%)、ピノ・ムニエ(9%)バッカス(8%)、セイヴァル・ブラン(3%)が上位5品種。
そのうち76%がスパークリング製法によってつくられており、内訳は
-トラディショナル製法 91%
-シャルマ製法     7%
-炭酸ガス充填法    1.8%
-その他        0.2%
となっています。残りはスティルワインで、こちらの内訳は、
-白   66%
-ロゼ  20%
-赤   13%
-その他 1%
となり、スティルは白ワインの生産本数の方が多くなっています。

輸出国については、
①ノルウェー
②日本
③アメリカ
④スウェーデン
⑤フィンランド
となり、日本が昨年、米国を抜いて2位に踊り出たとのこと。
その要因としては、イギリスワインは和食との相性が良く、シーンを選ばず汎用性が高い特徴があるからとのこと。

ジャンシス・ロビンソン女史は、1984年に女性として初めて、またワイン製造業社や販売業者以外で初めてマスター・オブ・ワイン(MW)の称号を獲得。

2003年にはエリザベス2世から大英帝国勲章(OBE)を授けられ、英国王室のワインセラーのアドバイザーに就任。自身のウェブサイトであるJancis Robinson.comを運営しており、2010年にはフランス農林水産大臣から農業功労勲章の役員に任命、2012年にはWine & Spirit Education Trust(WSET)の名誉学長に就任。

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